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 新型コロナウイルスのために、各所でイベントの中止や学校の休校、マスクの欠品などが続いており、まだまだ私たちの身の回りの生活は強く影響を受けております。早期終息を心よりお祈り申し上げます。


 今や毎日のニュースは、新型コロナウイルスから始まり、生活の中心が新型コロナウイルスで回っていると言っていいぐらい…私たちの中で常に意識をして生活をしていかなければならない存在になっています。日々感染対策に追われて過ごしている方が多数いることと思います。刻々と変わる状況で正しい対処法をきちんと理解し、そして正しく実行していくことで感染の拡大をみんなで防止していけるのでは…と考えております。


 そこで今回は、厚生労働省のホームページより、新型コロナウイルス感染症についての情報を引用して紹介したいと思います。

 最近では、新型コロナウイルス感染が発生しやすい環境や場所の特性が分かってきているため、私たちの生活も考えながら行動できるようになってきているように思います。今後も引き続き感染対策を意識しながらの行動が必要になってきますが、現状の状況分析・提言が以下の通りです。

 日本国内の感染状況については、引き続き持ちこたえていますが、一部の地域では感染拡大が見られ、今後地域において、感染源が分からない患者数が継続的に増加し、こうした地域が全国に拡大すれば、どこかの地域を発端として、爆発的な感染拡大を伴う大規模流行につながりかねないと考えているとしています。

 また、現時点では、社会・経済機能への影響を最小限としながら、感染拡大防止の効果を最大限にするという、これまでの方針を続けていく必要があり、「1・クラスター(集団)の早期発見・早期対応」、「2・患者の早期診断・重症者への集中治療の充実と医療提供体制の確保」、「3・市民の行動変容」 という3本柱の基本戦略を、さらに維持、必要に応じて強化し、速やかに行わなければならないとしています。(厚生労働省ホームページより抜粋)

 皆さんのご家庭でも、ウイルス対策に注意を払っていることと思いますが、ぜひ正しい情報を正しく理解して感染防止に役立ててほしいと思います。

今、マスク不足やアルコール消毒液の不足の中ではありますが、私たちに出来る最大限の対策を継続し、この事態が収束に向かっていけるよう祈るしだいです。

 当院でも感染対策として、来院していただいた患者様にアルコールの消毒(アレルギーの方を除く)をお願いし、ご協力を頂いております。さらに院内の定期的な換気やアルコールでの清拭(ドアノブやイス、多数の方が接触する箇所など)、職員のマスク着用を引き続き行っているところです。


 来院していただいている患者様が少しでも安心して笑顔でお帰りいただける様に、職員一丸となって努力してまいりたいと思います。









 

 皆様は、保険診療での医療費の流れについてご存じでしょうか。


 被保険者(患者様)や、その家族が保険医療機関で治療を受けると、保険医療機関はレセプト(診療報酬明細書)を作成し、 「診療報酬」として自己負担額を除く医療費を、審査支払機関(社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険団体連合会)へ1ヶ月単位で請求しています。


 診療報酬とは、保険医が保険医療機関において、患者様に対して保険医療を提供した場合に、その行為に対して支払われる報酬のことであり、診療報酬点数表より全国一律で1点につき10円で計算しています。簡単に言えば、医療技術・サービスの値段です。


 診療報酬の額、および薬価基準の算定方法などは、厚生労働省保険局医療課が所管する中央社会保険医療協議会(中医協)で審議されています。療養に要する費用の算定方法は、この中医協の審議を経て、厚生労働大臣が告示する「診療報酬点数表」で決定されています。

また、原則として2年ごと4月に診療報酬改定が行われております。


 今年2020年4月に診療報酬改定がされます。今回の診療報酬改定によって、改定率は医科では0.53%、調剤は0.16%引き上げとなりました。また、薬価は-0.99%のマイナス改定でした。診療報酬の改定率とは病院医療費が上がるのか下がるのかパーセンテージで表していて、国の予算を決める指標となっています。つまり、改定率が上がると医療費も高くなり、反対に改定率が下がると医療費は安くなることを意味しています。


 では、「この診療報酬をどのくらい負担するか」ということが重要ですよね。

窓口での自己負担額は年齢によって下記のように異なります。

①70歳未満の方は3割。6歳(義務教育就学前)未満の方2割。

②70歳から74歳の方は2割。(現役並み所得者の方3割)

③75歳以上の方は1割。(現役並み所得者の方3割)


 例えば初診の場合、初診料は288点(2018-2019年)なので1点10円より、診療報酬は2,880円となります。

したがって自己負担額は、

①70歳未満の方は2,880×0.3=864

患者様に負担していただく額は、一の位を四捨五入するので860円

6歳(義務教育就学前)未満の方は2,880×0.2≒580円

②70歳から74歳の方は2,880×0.2≒580円

③75歳以上の方は2,880×0.1≒290円 となります。


 診療報酬は原則、各診療行為の点数を合算した出来高払いとなっていますので、実際には初診料や再診料に加えて検査料なども関わってきます。


 医療費の詳細については、会計時にお渡しする領収書と明細書で確認していただくことができます。ご不明な点がございましたら、お気軽に事務までお問い合わせください。 






 



 近年、肩の痛みや肩こり、腰痛などの治療法として注目されているのが、「ハイドロ(筋膜)リリース」です。


 ハイドロリリースがどんな治療法なのかを説明する前に、「トリガーポイント」という用語についてお話します。トリガーとは「引き金」という意味で、トリガーポイントは痛みを起こす引き金となるポイントのことです。


 トリガーポイントは、長い時間、同じ姿勢でいる習慣を持つ人に多く見られます。長い時間同じ姿勢でいると、筋肉が緊張し収縮した状態になります。筋肉が収縮すると毛細血管が圧迫されて血行が悪くなり、神経や筋肉へ運ばれる栄養素や酸素が減少します。さらに老廃物の蓄積や筋肉の酷使、損傷が重なると、神経が異常に興奮した状態となり、炎症物質が放出されます。これがトリガーポイントのできた状態です。


 肩や腕、腰などに慢性的な痛みがある場合、押すと痛みが広がる<硬いしこり>のようなものがあります。これがトリガーポイントです。これまでの研究から、トリガーポイントは筋肉などを包む「筋膜」という白い膜が厚くなっている部分に多く存在していることが分かってきました。また筋肉のこりや、運動後の筋肉の痛みの多くは、筋膜が関係していることも明らかになってきました。


 筋膜は、筋肉だけでなく、骨や臓器、神経、血管など体中のあらゆる構成要素を傷付けないよう包み込みながらつながり、それらの位置を保つ働きをしています。何層もの膜で構成される筋膜がスムーズに動くことで、筋肉や関節がうまく動きますが、同じ姿勢を続けたり、筋肉を酷使したり、あるいはストレスなどで緊張した状態が続いたりすると、筋膜同士や筋膜と筋肉、筋膜と他の組織が癒着して、硬直し、<こり>のような状態になります。筋肉を動かせる範囲が狭くなり、癒着部分が炎症などを起こし、トリガーポイントとなって痛みを引き起こします。


 そこで、筋膜の癒着をリリース(はがすこと)して元の状態に戻すことで、スムーズに動かせるようにするのがハイドロリリースという治療法です。


 具体的には、超音波診断装置(エコー)で患部を確認しながら、癒着部分に生理食塩水などを注射器で注入して筋膜をはがします。分かりやすく例えると、ラップが何枚も重なっているような状態なので、間に水を注入して1枚ずつはがすようなイメージです。痛みはほとんどなく、治療にかかる時間は、外来診療で、数分で終わります。


 近年、エコーの解像度がとても良くなり、筋膜が厚く重なっている部分がはっきりと白い層として映るようになりました。トリガーポイントのある場所、筋膜の癒着している部分に確実に薬液を注入することができ、痛みも速やかに解消することが期待できます。


 また、注射の時に血管や神経を傷付ける心配もありません。被ばくもなく、患者さんの負担の少ない低侵襲な治療といえます。数年来、激しい肩の痛みや腰痛に悩まされていた患者さんが、月に1、2回程度、ハイドロリリースを受けたところ、ほとんど痛みを感じなくなり、正常の生活が送れるようになって、旅行やスポーツもできるようになったという喜びの声も多く聞かれます。


 ハイドロリリースと並行して、リハビリを行うことで、筋肉などの動きをスムーズにしてバランスを整え、より治療効果を上げることが望めます。ハイドロリリースで最初の痛みが取れても、同じような姿勢や生活習慣を続けていると、また痛みが生じる場合もあるので、リハビリを併用することも重要です。


 ハイドロリリースの対象となるのは肩の痛みや肩こり、腰痛ですが、ほかに肘関節痛や膝関節痛、頸部痛、手のしびれなどにも応用されています。この治療法が有効なのは、筋膜にトリガーポイントがあることが原因のものです。もし、まったく効果がない場合は、痛みの原因がトリガーポイント以外にあることが考えられます。


 新しい治療法なので、まだ解明しなければならない点もありますが、整形外科領域のさまざまな痛みの治療に応用できるため、今後さらに広がっていく可能性があります。


 ハイドロリリースは、当院でも昨年4月より症例を限定して施行しており良好な成績を収めております。どの医療機関、整形外科でも受けられる治療ではありませんが、ブロック注射などと同様に、保険適用の治療ですので、安心して受けていただけます。


 画像診断をしても原因のはっきりしない肩や腰の痛み、筋肉や骨格系の痛みや、何らかの治療を受けているのに慢性的な痛みが取れず、悩んでいる方がいらしたら、ぜひ一度、諦めずに相談に来ていただきたいです。




診療時間:9:00~12:00 / 13:30~17:00

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