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MRI 検査でわかること・わからないこと( 骨・関節・筋肉の診断に欠かせない検査)

  • 17 時間前
  • 読了時間: 3分

レントゲンを撮ったのに、なぜ MRI も必要なの?

 整形外科ではよくあるご質問です。レントゲンと MRI はそれぞれ得意分野が異なります。どちらが必要かを正しく理解することで、治療の流れがぐっとわかりやすくなります。


MRI が整形外科で役立つ理由

 MRI は、磁気と電波を使って体内を画像化する検査で、放射線被ばくがありません。

レントゲンや CT が骨の形を見るのに対し、MRI は軟骨・靭帯・腱・筋肉・椎間板といった「軟らかい組織」を鮮明に描出できます。整形外科の痛みの原因の多くはこれらの軟部組織にあるため、MRI は診断に欠かせない検査です。


MRI で「よく見える」もの

部位

代表的な病態・診断

椎間板・

脊椎

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、黄色靭帯肥厚。神経への圧迫も確認できる。

膝関節

半月板損傷、前後十字靭帯断裂、軟骨変性。スポーツ外傷の診断に必須。

肩関節

腱板断裂、上腕二頭筋腱損傷、関節唇損傷。五十肩との鑑別にも有用。

股関節

大腿骨頭壊死、軟骨損傷、臼蓋形成不全。早期発見に威力を発揮。

手首・足首

腱・靭帯損傷、三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷。細かい構造も描出。

骨髄・骨折

疲労骨折、骨挫傷、骨腫瘍。レントゲンに映らない早期の変化を検出。


放射線被ばくがないため、若い方や繰り返し検査が必要な方にも安心して行える検査です。


レントゲン・CT との使い分け

検査

得意なこと

整形外科での主な用途

レントゲン

骨の形・アライメント、関節の隙間

第一選択。骨折・変形・関節症の初期評価。

CT

骨の3D構造、骨折線の詳細

複雑骨折・術前計画・骨癒合の確認。

MRI

軟骨・靭帯・腱・神経・骨髄

靭帯損傷・ヘルニア・骨挫傷・腫瘍の精密診断。


検査前に確認が必要なこと

事前に申し出が必要な方


検査についての案内

・ペースメーカー・ICD(植込み型

 除細動器)

・脳動脈クリップ・人工内耳など

 頭部の金属

・整形外科的プレート・スクリュー(種類によっては撮影可)

 

・閉所が苦手な方はお気軽にご相談

 ください

・撮影時間は 15 〜 30 分程度です

・検査中は大きな音がしますが

 問題ありません

・途中でつらくなったらブザーで

 お知らせください


まとめ

軟部組織の診断

MRI は靭帯・軟骨・椎間板など軟部組織の診断に最も優れた検査

使い分けの原則

レントゲンは骨の形、CT は立体構造——目的に応じて使い分ける

気になる点は相談

金属埋め込み・閉所恐怖など、遠慮なくスタッフへお申し出ください


当院では症状や目的に合わせて最適な画像検査をご提案しています。検査について疑問がある方はお気軽にお声がけください。


 
 
 

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